日本に帰ってこられて、実際に普及活動に関わることになったんですね。
普及活動はどのように始めたのですか?
- ■服部:仙台にある日本ノルディック・フィットネス協会代表の高橋直博さんという方とフィンランドで一緒でしたが、
僕も去年の6月に帰ってきてから、地元の長野県飯山市で、ノルディックウォーキングの普及活動をしています。
私自身運動をしていたので、ノルディックウォーキングのすばらしさを知り、多くの人に、ノルディックウォーキングというものを知って、健康になってハッピーな気持ちで帰ってもらいたい。と思っています。
講習会なども、できる限り開催していきたいですね。
- 「ノルディックウォーキングの良さ」というのは、いろいろあると思いますが、まだ知らない人には、どのような点を伝えていきたいですか?
- ■服部:ノルディックウォーキングは、実際にやってみて、いろいろな効果を実感されると思います。
たくさんの効果がありますが、まず、ひとつ目は、「消費カロリーがぐんとアップする」ことです。
これは、ポールを持つことによって、四足歩行になり、全身運動になることによる効果です。 通常のウォーキングに比べて、消費カロリーが20〜40%アップすると言われています。
全身持久運動になるので、体力増進したい方は、ダイエットしたい方に最適だと思います。
また、2つ目の効果は、「負荷が分散される」ことです。
これも同じく、ポールを持って四足歩行になることによる効果です。通常のウォーキングでは、負荷が全部足にかかりますが、ノルディックウォーキングは、腕と足に体重が分散されます。
これによって、腰や膝など、下半身にかかる負担が低くなり、普通のウォーキングに比べて、約20%負荷が軽減されると言われています。
体重が気になる方や、腰や膝の痛い方にもオススメします。
また、3つ目は「首や肩のコリを解消する」ことです。
最近のライフスタイルでは、デスクワークが増え、上半身の首や肩にコリを感じている方が多いと思います。
ノルディックウォーキングでは、上半身もしっかりと動かしますので、首・肩・肩甲骨の周辺の筋肉も使うことで、血流改善が期待されます。
そして、「安全性の確保」も多きな利点です。
体の支えが、腕と足の4ヶ所になるので、安定性が増します。
これにより、危険回避能力が高くなり、例えば冬の足元が滑りやすいような季節でも、安全性を確保することができます。
ポールと言えば、講習会に参加された方からさまざまな意見をいただきますが、 背筋が伸びて、いい姿勢でウォーキングをすることができるとお褒めいただきました。
「おんめぇ、ポール持ったら背筋が伸びるわぁ!」
なんておっしゃてましたね(笑)
それに、ウォーキングだけではなく、ポールを使うことで、効果的な筋力トレーニングをやったり、ストレッチもできるんですよ。
という風に、いろいろな効果や利点がありますが、ノルディックウォーキングの一番いいところは、「年齢性別と問わず、誰にでもできるフィットネス」ということだと思います。
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ノルディックウォーキング指導者
服部正秋さん
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新潟県飯山市出身
児童指導員でもあり、ノルディックスキーの選手でもある服部さんは、講習会などで、フィンランド留学で出会ったノルディックウォーキング指導や、普及活動をされています。
また、日本では4人しかいないフィンランドのノルディックウォーキング指導の資格所有者でもあります。
関連リンク 斑尾高原観光協会 |
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ノルディックウォーキング
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