服部さんが、ノルディック・ウォーキングを知ることになったきっかけは何ですか?
- ■服部:大学を卒業してから、京都でスキー選手をしてたのですが、関西日本フィンランド協会で、フィンランドに交換留学できる制度が毎年あり、たまたま選んでいただいたのがきっかけでした。
せっかく海外に行かせてもらうのに、スキー選手をするだけではもったいないと、選手をしながらスポーツの専門学校に通い、クロスカントリースキーのコーチングや、動作理学などの勉強をしていました。
その頃、フィンランドにいた友人からノルディックウォーキングについて聞いたのが最初です 。
フィンランドではずいぶん大勢の方がノルディックウォーキングをやってると聞きましたがどうでしたか?
- ■服部:はい。
今、フィンランドの人口の5人に1人はノルディックウォーキングを経験したことがあると言われています。
私も、フィンランドで生活をしている時に、ノルディックウォーキングが日常生活に溶け込んでいる様子を目の当たりにしました。
例えば、運動公園などで、体を動かすために・運動をするためにノルディックウォーキングをされている方もいますが、高齢者のおじいちゃんおばあちゃんが、家からスーパーまでの買い物に行く距離をノルディックウォーキングで行ったり、スーパーの中でもノルディックウォーキングで歩いている人がいるくらいです。
それで、日本でも普及と決意されたのですね。
- ■服部:はい。
日本ではまだノルディックウォーキングを知らない方の方が多いと思います。
ノルディックウォーキングは、すごく運動をしているのに、ちっとも苦しそうじゃないんです。フィンランドの方たちは、すごく楽しそうに、そして活き活きと気持ちよさそうにやっているんです。
日本の高齢の方に比べ、フィンランドの人たちは、自分の健康は自分で守って行こう、病気やケガになる前に自分で予防して行こう。という意識が高いのだろう、と感じました。
同じような意識を持った高齢の方が日本にも増えるよう手助けをしていきたいと思っています。
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ノルディックウォーキング指導者
服部正秋さん
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新潟県飯山市出身
児童指導員でもあり、ノルディックスキーの選手でもある服部さんは、講習会などで、フィンランド留学で出会ったノルディックウォーキング指導や、普及活動をされています。
また、日本では4人しかいないフィンランドのノルディックウォーキング指導の資格所有者でもあります。
関連リンク 斑尾高原観光協会 |
フィンランド
北ヨーロッパにある国で北欧諸国のひとつ。首都はヘルシンキ。西にスウェーデン、北にノルウェー、東にロシアと隣接する。
北欧というと、とても遠いイメージがあるが、実はフィンランドは日本から一番近いヨーロッパ。
→「まなぶ」
フィンランドってどんなところ?
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