今回のモニターツアーにノルディックウォーキングを取り入れられていますが、ノルディック・ウォーキングに注目した理由は?
- ■佐藤:ノルディックウォーキングは、もともとフィンランドなど北欧が発祥です。とてもフィットネス効果が高く、しぜんと大またで背筋を伸ばして歩けるというものです。
去年の秋に飯山市の森林セラピー協議会の一員として、先進地のドイツに視察に行きました。
クナイプ療法(※1)というものの視察に行った際に偶然ノルディックウォーキングに出会いました。
ドイツではかなり多くの方々がストックを持って歩いていました。これは、日本では受け入れられるのではないか、と思いました。
また、地元出身の現役のクロスカントリーの選手でもある服部正秋さんという方がいらっしゃいまして、今回は、服部さんをお招きして、ぜひみなさんにノルディックウォーキングを試していただきたい。と思い、モニターツアーに取り入れました。
服部さんは、日本でも4人しか持っていないという、フィンランドでの資格を持っています。
なるほど、偶然ノルディックウォーキングを発見されたのですね。ドイツではみなさんどういう場所を歩いていましたか?
- ■佐藤:ドイツは日本と違って平坦な土地が多いですが、森の中で例えばペットと一緒に歩いたりするなど、かなり多くの方が気軽にノルディックウォーキングを取り入れていました。
実際にノルディックウォーキングをツアーに採用されてみて、いかがですか?
- ■佐藤:やはりお客様の評判はとても良いです。
みなさん、表情がすごく明るくなって戻ってこられますし、僕も実際にやってみて、とても気持ち良く歩けるなぁ、と感じました。
ところで、「森林セラピー」にアンチエイジング効果はあると思いますか?
- ■佐藤:アンチエイジングについては、詳しくはわかりませんが、言葉通り、「いつまでも若くいるように心がけて、積極的に自分から能動的に動いて、活動していくこと」といったイメージがあります。
そういう意味では森林セラピーはぴったりですね。
「森林セラピー」にきて欲しい年代層は?
- ■佐藤:やはり森の良さをより心地よく感じていただける方というと、都会に住んでいらっしゃる方だと思います。
一般的に、団塊の世代とよく言われますが、私個人的には、特にそういった年代にこだわらずお子さん・ご家族連れ・若いカップルなど、誰でも歩くことで、森の良さを感じていただけると思っていますので、
年齢や性別にこどわりなく、みなさんにお越しいただきだいです。
これからの展望はありますか?
- ■佐藤:私は元々観光のガイドブックなどの情報誌を作る編集仕事をしていましたが、機会があって現在は斑尾高原におります。
編集の仕事と違い、やはり観光や自然の現場おりますから、斑尾高原の自然や、普段発見できないようないろいろな楽しみをお客様に感じていただき、「また来たい」「また来よう」と思っていただけるようなサービスやプログラムをご提供できればいいなぁ、と思っています。
また、自分自身が楽しんでいなければ、お客様に斑尾高原の良さを伝えることはできないと思っていますので、自分自身も生活を楽しみながら、お客様と斑尾高原の良さ・楽しみを分かち合いたいと思っています。
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斑尾高原観光協会 佐藤豊さん
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新潟県松代町
(現・現在十日町市)出身
33歳
長野市で観光のガイドブックなどの情報誌編集者を経て、現在は斑尾高原観光協会の職員に。
「自分自身が楽しんでいなければ、お客様には良さを伝えられない。」をモットーに斑尾の良さを広める活動をされています。
関連リンク 斑尾高原観光協会 |
※1 クナイプ療法
森林環境を利用して行う療法のことで、水療法、植物療法、運動療法、調和療法、食事療法の5
つの柱を組み合わされている。ドイツでは、保険適用が可能な健康・保養療法として認められている。
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