「わたしのノルディックウォーキングライフ」第2回目は、京都府にお住まいの島田さと恵さんです。島田さんは月に2回、京都から滋賀県守山市で行われているノルディックウォーキングクラブ「クラブサンタクロース」さんの例会に参加されています。
島田さんのノルディックウォーキングライフ、そして、怪我をされた際にリハビリとしてノルディックウォーキングを取り入れた際の様子を教えていただきました。
■ノルディックウォーキングとの出会い
初めてノルディックウォーキングを知ったのが昨年4月、早速ポールを買い求め自己流で歩いていました、ところが8月にまほろば倶楽部
で講習を受けたところ、歩き方、ポールの握り方、位置など自分が思っていたよりずい分違っていました。
それからより興味を持ち近くでクラブはないかと探して出会ったのがクラブサンタクロースです。
滋賀県の守山市、琵琶湖に突き出た烏丸半島で、毎月第一土曜日と第三日曜日の早朝6時半より行われています。四季折々に季節を感じながら約1時間歩きます。
歩いた後はクールダウンのストレッチをリーダーのchikakoさんの掛け声で始めます。
そしてたまには持ち寄り朝食会を楽しんでいます。 おにぎりや果物、お菓子はもとより、一人ずつお得意なお料理を持ち寄り、和気あいあい楽しいおしゃべりを楽しみながら美味しいお料理をいただきます。
早起きも苦になりません。それぞれが集まりみんなで歩き、また次回を楽しみに・・・こうして1年以上の月日が流れました。
↑クラブサンタクロースのみなさん。とても仲が良く、楽しそうですね。
■リハビリとして取り入れたノルディックウォーキング
私は昨年末に思いもかけぬ事故にあいました。スキー場で衝突され右足首の外果骨折をしてしまいました。
北欧ではリハビリにノルディックウォーキングが良く使われているらしいとの事で、私も退院後に始めようと思っていました。
すると、骨折後のリハビリでは日本で初めてだからやってみませんか?と大滝村ノルディックウォーキング協会の方に勧めていただき、すぐに「やります!」と返事をしていました。
グッドタイミングでちょうど二分の一加重(※)の週末2月10日の夜でした。次の週から三分の二加重になる時でした。
※二分の一加重・・・松葉杖の歩行で自分の体重の半分を 足にかけられるようにする事。
主治医と理学療法士の先生の許可を頂かないと勝手には出来ないので、早速お話をして許可を頂きました。大変理解ある先生方で嬉しかったです。
まず、大滝村ノルディックウォーキング協会に、電話で現在の状況をお知らせして指導を仰ぎました。
↑リハビリ中の島田さん。松葉杖よりも背筋がすっと伸びているのがよく分かります。
最初、病室の中での歩幅は非常に狭かったので、恐る恐るという感じでした。ストレッチ10分、歩き15分、ストレッチ5分、合計30分からのスタート。
足が不自由なため腕に頼る歩行になります。余分に腕を使うので上腕筋が筋肉痛になりました。しかし松葉杖と違い、人間の歩行に無理なく動かせるため非常に楽でした。
松葉杖はいかにも病人らしいし背中をかがめて脇の下や手に力がかかります。その点ポールだと真っ直ぐに歩けるわけだから精神面でも前向きになれます。これは良い。と思いました。気持ちが明るくなりました。何だか上手くいきそうな気配もしました。
それからは、病院の廊下を歩き歩幅も段々大きく出せるようになりました。かかとから着地して蹴りだす動作が出来るようになりました。(痛めた足は少し痛いが・・)
毎日少しずつ歩幅も広がり、自分でも信じられないくらい歩きが上達して自信がつきました。病室に訪ねてくる人を捕まえては「見て見てこんなに歩けるよ!」と自慢していました。
退院した後も、通勤や通院にもいつもポールをついて歩いて行きました。しばらくは、装具をつけた右足をかばうので以前のようにはいかないが、ゆっくりだと近所は歩けるようになりました。
入院中にお友達になったKさんは、入院中から私がノルディックウォーキングでリハビリをしているのを興味深く見ていて、時々私のポールで練習していました。そこで私が持っているポールを彼女に貸して、時々歩いてみたらいいんじゃないと病院に自分の分と会わせて4本持って行きました。
病院のリハビリ室の休憩室でにわか特訓。楽ねぇ!と嬉しい言葉をもらいました。
ノルディックウォーキングでリハビリ おかげさまで他の方よりずい分早く歩けるようになり、先生方を驚かせました。若い人並みやなぁ・・・と時にはよく冷やかされていました。
その後、病院に1本のポールを大滝のF氏より寄贈いただきました。もっと病院や老人施設などでこのノルディックウォーキングが広がればいいなと感じています。
また、妊産婦の方にも是非勧めてほしいとの事で今一人の妊産婦の方に私のポールを貸し出しています。
↑ポールを使ったストレッチを行うクラブサンタクロースのみなさん。
ノルディックウォーキングは全国各地で段々広がりを見せています。 私もこのポールのおかげでこんなに元気になりました。元気で歩けることの嬉しさを感じています。出会えて本当に良かったと思っています。
途中で骨折というアクシデントがありましたが、月に2回の例会はとても楽しみで、朝が苦手な私でも4時半には起きて守山まで車を走らせています。リーダーのchikakoさんはじめ、皆さんに良くして頂いたから1年も続けられたと思っています。
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■烏丸半島
烏丸半島には蓮の群生地があり、琵琶湖の原風景といわれるヨシ原が今もその姿をとどめています。
所在地:滋賀県草津市下物町1091
アクセス: 〔公共交通機関〕JR琵琶湖線「草津駅」下車 バス 25 分 「みずの森」下車すぐ
〔車〕名神高「栗東IC」または「瀬田西IC」から約30分
■ウォーキング四季
四季折々に季節を感じながら烏丸半島を歩きます。
↑春霞の琵琶湖、比良山系に虹がかかりとても綺麗です。
↑夏の烏丸半島はハス見物の人々で賑わいます。
↑夏、見事だったハスの花も枯れ、水蒸気が立ち上る朝もやの中の輝く美しい秋の朝日。
↑冬には、比良山系にはうっすら雪がかぶり琵琶湖岸も冬の佇まい。
↑クラブサンタクロースへ参加する為に4時半に起きて早朝車を走らせる島田さん。
途中の朝焼けがとても綺麗です。
■朝食持ち寄り会
クラブサンタクロースのみなさんは、早朝のウォーキングをした後、「朝食持ち寄り会」が開かれているそうです。
朝、気持ちよく歩いた後にみなさんで食べる朝食はおいしそうですね。
■こちらもご覧ください
今回ご登場いただいた島田さんのブログ。
「サトのテレマークスキー体験記」
クラブサンタクロースリーダーchikakoさんのブログ。
「clubサンタからの贈り物 ノルディックウォーキング クラブサンタクロースin守山市」
クラブサンタクロース
〔日時〕毎月第1土曜日と第3日曜日
〔場所〕滋賀県の烏丸半島
もう既に1年4〜5ヶ月継続しており、毎回お天気に恵まれて休んだことがないのが自慢です。自然溢れる素晴らしいロケーションの中で楽しんでいます。
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