■アウトドア合同受注会へお邪魔しました
9月某日、私たちは、池袋で行われたアウトドア合同受注会に株式会社キャラバンさんが参加されるということでお邪魔してきました。
株式会社キャラバンでは、ドイツのノルディックウォーキングポールメーカー「LEKI」の商品を販売されています。
今回お話を伺ったのは、株式会社キャラバン東京営業1部マネージャー 伊藤義昭さんです。伊藤さんは、INWA公認ノルディックウォーキングフィットネスウォーキングベーシックインストラクターでもあります。
↑受注会に展示されていたLEKIのポール。
最新モデルが並んでいました。
■ヨーロッパでのノルディックウォーキング
伊藤:ヨーロッパでは非常に盛んにノルディックウォーキングが行われています。ポールメーカーは20社ほど参入していて、ノルディックウォーキングが今一番注目を浴びていると言っても過言ではありません。
ドイツでは、300万人が参加していると言われています。フランクフルトを訪問した時に街中ではノルディックウォーキングをしている人を見かけなかったが、ドイツは5分も歩くと森があり、ノルディックウォーキングに適した場所があります。
実際、森にあった5kmのコースでは、歩いている人の8割くらいがポールを持っていて、50〜60人はいたと思います。
ドイツでは、ノルディックウォーキングの月刊誌が2誌、季刊誌1誌が出ています。
最近では、アメリカにもノルディックウォーキング協会ができましたが、これにはドイツでノルディックウォーキングが広まったという背景があります。欧米人は健康意識がとても高いです。ジョギングやスイミングはおっくうだが、普通のウォーキングだけでは物足りないという意識の層がかなりあるようです。
普段からスポーツをしているスポーツマンよりも、健康のために運動を取り入れている、そういう層にアピールしています。
ドイツでは専門誌が刊行されている程人気があるスポーツです。 |
なんと、ノルディックウォーキングをしながら聞く音楽CDも発売されています。 |
■日本での可能性
伊藤:日本でもノルディックウォーキングが普及する可能性は十分あるでしょう。
私は心の底からノルディックウォーキングは非常に良いものだと思っています。
できれば20〜30代の女性をコアターゲットにしたいと思っています。
↑受注会会場には、ポールだけではなく、さまざまなファッショナブルなウエアも並んでいました。
■キャラバンの取り組み
伊藤:キャラバンが扱っているポールメーカーLEKIは、インストラクターの育成に力を入れています。
現在インストラクターは538名。キャラバンのインストラクターは5人(東京、大阪)います。
欧州ではインストラクター講習は4日間が標準(座学1日半、実習2日)ですが、それを1日でできるカリキュラムをつくってくれるよう頼みました。
キャラバンではノルディックウォーキングを「ノルディック・フィットネス・ウォーキング」と言っています。ノルディックウォーキングのイベントも開催しています。
先頃は伊豆の下田でもポールを200セットレンタルし、イベントを行いました。また、青森市内では毎週イベントをやっているところもあります。
東京では、皇居沿いで、毎月第一、第三土曜に行っています。毎回の平均は10人くらいで、リピーターの方・新規の方ともにいらっしゃいます。
こらからも、イベントなどを通じて、今までノルディックウォーキングをやったことのない人が、どんどんポールを手にとってもらえるような環境にしたいと思っています。
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